少し前までスピ界隈では、「アセンションまで時間がない」「今しかない」という煽動が流行っていました。
しかし最近は「高次の世界に行ける人・行けない人が振り分けられました」「ツインレイには合否があります」といった情報が強調されるケースを目にします。
今日はそれらを観察して思った事を書きます。
大枠はこちらです↓
①それって、不安にさせて安心を売る仕組みやで(マーケティング)。
②真の問題は○○論にハマること。
③でも未来はすでにあるから、もっと信頼していい。
不安は作られるもの
例えばAさんは、真摯にツインレイ情報を発信しており、霊感によるセッションも提供しています。(例え話です)
Aさんの語り口をマーケティングの観点で整理すると、次のような構図になっていました。
1. 不安の創出(危機感の煽動)
Aさんは「アセンションプロセスは峠を越えました」「だからこの時期を境にツインレイの合否が決定されました」「手遅れかどうかは既に決まっています」という語りをしています。
受け取り手は多かれ少なかれ、こう聞くと「自分は大丈夫かしら」と不安を感じます。
これは解決策を提供するためにまず問題を大きく見せる、典型的なマーケティング手法です。
2. 安心の提供(選民意識の示唆)
「でも、当方のクライエントの○%は合格です」「集まってくださっている方はイニシエーションのゲートを潜ったからこそ、ここにいます」「このプランを受けたら100%次へ進みます」などと聞くと、安心感が生まれます。
具体的な数字や経歴は信頼感を生む一方で、自分の感覚より外部の基準を優先しやすくなり、サービスに頼る傾向を強めます。
3. 新たな不安の創出(具体的行動への誘導)
「ただしお相手がアセンション合格しているとは限りません」「こんなパターンの場合は軌道修正が必要です」と言われ、また別の不安が生まれます。
「お相手のせいで統合できないかもしれない」「一人じゃ不安だわ。新たなツインレイとどうやって出会えばいいの」「私はこれからどうすればいいの」と思わせ、さらにサービスが必要だと感じさせます。
ポイント💡Pain → Agitation → Solution → Offer
どう思いましたか?
ここまで読んで少し嫌悪感や幻滅を覚えたなら、それは正常な感覚です。
心や魂を扱うから余計にお商売っぽさが引っ掛かるところもありますよね~💦
しかしマーケティングとしては理にかなってますし、
分かりやすいのも好感度高いんですよね。
なぜかと言うと、
「アセンションプロセスは峠を越えました」「ツインレイの合否が決定されました」のようなストーリーは、
「ナラティブ・アプローチ」であり、解釈を用いたセラピーを提供しようとしているからですね。
というのも、例えばツインレイプログラムも絶対的な真実ではなく、セラピーのひとつの型として捉える事ができるからです。
語りは嘘か真かではなく、セラピーに誘導する為の導入ストーリー。
あなたがもし「アセンションかディセンションか」
「合格したか失敗したか」
「今の私は可か不可か」
「ツインレイかそうじゃないか」といった二分法で結論を急いでいるなら、
必要なのは「絶対的唯一の真実」はなく「これは例え話を使ったセラピーである」という認識かも知れません。
ツインレイ情報の真の問題点はこれ❗️
ところで私は、このような霊感セッションで「あなたは本物ツインレイです」とも「偽モノです」とも言われた事がありますし、
「そのレベルでよくツインレイとか言ってるわね!私と彼はこうでああで…」と、鼻で笑われた事もあります。(…ええ、根に持ってますヨ😈)
このように、スピリチュアル・ツインレイ情報に救われることもあれば、余計に悩みが深まることもあるのはなぜでしょうか。
それは誰が・どの情報が本物か、信頼に足るかという権威や真偽のほどではない。
また、あなたの合否や可否がいかがかという理由でもない。
真の問題点は、“すべてがあなたのせい”にされてしまうことです。
これは社会学でも指摘されている「治療的ナラティブ」批判と同じ事で、
“どんな問題も結局は自分の心の未熟さにある”と回収してしまう物語です。
その結果として社会的・構造的な課題が見えにくくなり、治療のはずが人はかえって孤立してしまうという指摘です。
「彼がランナーになったのは、あなたが癒されていないから」
「経済的に苦しいのは、お金へのブロックがあるから」
「彼が現れないのは、あなたが偽物ツインレイだったから」
「ずっと不幸だったのは、あなたが過去のトラウマにしがみついているから」
ホストがそういう意味で発言してなくても、
問題すべてが自己責任だと捉えてしまうバイアスが、多くの方に無意識でかかっていることが超危険⚠️です。
問題はあなたの心の未熟さのせいという自己責任論が、二分化の結論を出そうとする衝動を強く引き起こします。(エゴは回避したがるもの)
では冒頭に戻って、私がツインレイ診断を受けた例で、誰のどの言葉が真実だったのか…ですが、
そんなのは、「私が感じている」という手応えを前には関係がなかったのです。(だから確認にはなりました!)
過去と未来のひみつ
この物語による誘導は、時間の捉え方とも関係している
一説によると、過去と未来は重なって折りたたまれており、その重なりが「今」だと言われています。
過去▶︎現在▶︎未来(クロノス時間)ではなく、過去と未来が畳まれている(今ここに同時に存在するなどの説)なら、
過去を想起するとはその先に未来がある証と思えます。
原因と結果という直線的な思考が、昨今となっては罠になってると思うんです。
ですからマーケティングを真に受けて不安、不満をなんとかしなければ!という発露で自分(今までの過去)に目を向けるのではなくて、
自分の世界観だけに留まっていると絶対に知り得ない未来が、私自身の癒しの進捗とは無関係に、
すでに向こう側で待っているから過去を想起する。
…そんな一段超えた発想をカウンター(リフレーミング)として採用する事が「スピリチュアルな見えないものを信じる」だと思うんです。
従来の治療的ナラティブの通り、原因を当人の過去に集約するだけでは片手落ちで、
その因果律から抜け出る志向も一方では持たないと、どんなナラティブを採用しても被害者、加害者に必ずなってしまいます。
そのループから抜けるには、ひとまず誰かの思考法や気が楽になる考え方にしたがってみることです。
・すべての困難は魂の完璧な計画(導き)であり、私は常に守られ導かれている。
・これは「地球のアセンション(次元上昇)」や「人類の意識進化」という、壮大でグローバルな目的に奉仕するプロセスだ。
そんな根拠や理由がない未来を敢えて採用してみる事も、一案だと思います。
あなたは(残念ながら)一人ではいられない
さて、とはいえスピってギリギリ危ないですよね。(もちろん私も一度は全力でそこにハマりました笑)
霊感診断なんて検証できないものを、当人は本気で真摯にされておられる事もあるでしょう。
アセンションについて熱心に語るのも使命感からでしょう。
しかし、そんな自信に満ちた誰かの言葉や考え方に違和感を持ち、自分が否定されたと感じたり、心から共感できない事もたくさんありますよね。
だからこそあなたは大丈夫です。
どれだけ崇高な目的意識があろうと、良い事を言ってようと、他者の真実はあなたと同じではない。
もう一人の自分と呼ばれるツインレイのお相手であっても、あなたと同じではないですよ。
他者との「差」に不安や不満を感じ、答えを探し、正誤を気にしているとき、
あなたは自分らしさの所在をすでに知っている事になりますヨネ。
自分ではない他者がいるからこそ、あなたはこれまでの自我から抜け出し、本当の自分らしくなっていける。
スピリチュアルや誰かのストーリーに没入しきれない時、または没入したのにうまくいってない時。
それはあなたがテストに「合格した」「不合格だった」証ではなく、
すでに“自分自身の軸”を持ち始めているサインではないでしょうか。
次回は「ツインレイ男性の気持ちという○○」というテーマで書かせていただきます🙏
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